関節リウマチかどうかの診断を確定する最初のステップか、診断基準になります。
これは、1987年に改吋されたアメリカリウマチ学会の診断基準に基づいています。
チェック項目は全部で7つあり、そのうちの4項目にあてはまると関節リウマチと診断されます。
7つの項目中2,3,4にある「腫脹」とは腫れのことで、6の「皮下結節」とは、リウマチ結節ともいって、ひじやひざ、指などの骨が出ている部分の皮膚の下にできるしこりです。
大きさは1~3cmぐらいで、押しても痛くありません。
5の「手におけるX線変化」とは、手のX線写真を撮ったときに関節の状態がどうなっているかを調べるものです。
手首や手指のつけ很の関節(MCP関節)、第2関節(PIP関節)などはもっともリウマチの症状がおこりやすく、また炎症があるかどうかがわかりやすい部分なので、そこを指標とします。
関節リウマチの診断基準
1.朝のこわばり、少なくとも1時間(6週間以上)ある
2.3うないしそれ以上の関節腫脹が(6週間以上)ある
3.手関節、MCP関節(中手指刀間関節)またはPIP関節(近位指節間関節)の瞳脹が(6週間以上)ある
4.対称性の関節腫脹が(6週間以上)ある
5.手におけるX線変化
6.皮下結節(リウマチ結節)がある
7.リウマトイド因子が認められる